:;;;:*†*:;;;:*†* 第12回 *†*:;;;:*†*:;;;:
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キルコライズフィールド 第12号
2013年 12月 1日発行
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弊社お客様方
いつもお世話になりありがとうございます。
いよいよ師走です。
今年最後のメルマガとなります。
私たちは、春から夏に需要がピークの稼業ですので、そうでもないのですが、
この頃の塗装業界全体はたいへんお忙しい様子がうかがえます。
忙しいのはたいへん喜ばしいことなのですが、くれぐれもお体にはお気を付けください。
お元気で、来年もお仕事ごいっしょいたしましょう。
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メールマガジン【 キルコライズ・フィールド 】
今回はその第12号を配信いたします。
皆様方のビジネスの前進に貢献するという観点から、キルコート周辺の情報をお伝えしてまいります。
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■■ 「キルコート開発物語」■■
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●● 開発に至る経過についてのお話し ●●
今月の話題は、「キルコート開発物語」です。キルコートの開発に至る経過について、お話したいと思います。
皆様方に日頃お知らせしている通り、また、使われて実感されていらっしゃる方も少くないかと思いますが、
キルコートの性質は他の塗料製品ではなかなか考えられない程の特性があります。
そんな製品がどのような経緯で生み出されたのか、多くの方がご興味おありなのではないでしょうか。
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●● ベース材料のルーツ ●●
キルコートの性質は、バインダーとして使われているベース材料に秘密があります。
このベース材料は、キルコートに採用される以前は、別の用いられ方をしていました。
それは、「アルデコ」という商品名がつけられることになる建築用外部装飾材料の表面保護材料としてのものでした。
しばしば結婚式場などの建物には、外壁にモールディング、柱型、装飾窓枠などの西洋風の装飾が施されているのを
お目にされるでしょう。
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●● 日本における西洋風建築装飾の需要 ●●
現在では、こういったものの多くに、日本の建築物に対しての構造強度、コスト、安全性、などを考慮し、
中身が軽量の材料でできているものがしばしば採用されています。
具体的には、EPS(発泡スチロール)、スタイロフォーム、ウレタンなどの素材ですが、同時に耐候性も必要とされる
ので、それらの軽量素材を長期にわたって風雨や紫外線から守れるものをコーティングする必要があります。
しかしかつてはそういった用途での使い勝手の良いコーティング材料は、国内には見当たりませんでした。
そんな時代、大手ファミリーレストランチェーングループなどを客先に持っていた建築設計事務所の所長であった
K氏は、客先からの要望により、コスト、構造、耐候性 などの諸条件に合うかたちで、建物外装への西洋風の装飾で
飾ることを求められました。
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●● 画期的西洋風建築装飾材料の誕生 ●●
そんな折にK氏が素材を探して海外を歩いていたとき、欧州のある地域で、石製装飾などの代用品として、
軽量の発泡素材に特殊なコーティングを施したものが意外と広く使われていることを知りました。
その特殊なコーティング材料のベースとなっている樹脂の入手ルートを確保した彼は日本で入手可能な骨材(硅砂)
を適度な割合で配合させ、日本の建物にも、構造上の特別な対策を考えることなく、無理なく採用できる材料を
開発しました。
そのコーティング材料のベース材料である樹脂には、国産の他のものには見られない特徴がありました。
つまり、硅砂という異物をかなり多く配合させてもなお、強い密着性、乾燥後における柔軟性、
経年変化をおこさない耐候性など、驚くような性質を有していたのです。
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●●温暖化対策気運の 国際的な高まり ●●
それから十数年の歳月が流れ、国際的に地球温暖化の問題が取り沙汰されるようになりました。
COP3(第3回気候変動枠組条約締約国会議)が京都で開かれ、参加国が温室効果ガスの排出量を削減すべき
義務数字が決まる時代でした。
国内において、遮熱塗料、断熱塗料とよばれるものの奔りといった製品があらわれ始めたのもこのころでした。
そんな空気の中でK氏は、装飾材料のコーティングのベース材料として用いられた樹脂が、
断熱塗料の分野においても力を発揮できるのではないかと考えはじめました。
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●● 画期的遮熱断熱塗料の誕生 ●●
硅砂をかなり多く配合していた状態でも、優れた特徴を示している樹脂であることから、断熱性能を持たせるための
材料などを多く配合しても、もともとの樹脂が持っている性質をかわらず発揮し続けることができるに違いないとの
考えが彼にはありました。
その考え方は正しく、遮熱断熱に有効な、多量の中空ビーズ、反射材料、顔料などを含みながら、樹脂本来が持つ、
密着性能、柔軟性(伸縮性)、耐候性といった性質を併せ持った画期的な塗料が生まれることになりました。
開発された塗料製品は、これからの時代にますます求められるものになると予想した彼は、シンマテリアルという
会社を立ち上げ、この製品の製造販売を開始しました。
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●● よりよいキルコートを目指して ●●
その後、販売会社(シンマテリアルワン)が設立され、製造、販売は分担して行われることとなるなどのシステム変更
がなされ、今日に至っています。
キルコートは、新たに設定された遮熱塗料のJISの基準適合も本年実証されました。
私たちは、性能にあぐらをかくことなく製品開発を継続してゆきます。
これからのキルコートにもご期待いただけましたらとお願い申し上げます。
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以上、第12回目の話題をお伝えいたしました。
いかがでしたでしょうか?
また次回の話題をどうぞご期待ください。
よろしくお願いいたします。
【キルコートニュース編集委員会】
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