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メルマガ26号

2015/6/1

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                                       キルコライズフィールド 第26号

                                         2015年 5月 1日発行


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5月メールマガジン


弊社お客様方

いつもご愛顧いただき、今月も当メルマガをご購読くださり、ありがとうございます。


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メールマガジン【 キルコライズ・フィールド 】 今回は第26号を配信いたします。


皆様方のビジネスの前進に貢献したいという観点も持ちながら、キルコート周辺の情報もできるだけ含めてお伝えしてまいります。


今月は本来どおりのキルコート周辺の話題でまいります。


塗料メーカー各社からは、「遮熱」「断熱」「放熱」「熱交換」など、様々な熱に対する機能を示したあまり聞きなれないものも含めたいろいろな言葉が発信されているように思えます。


今回と次回は、このあたりのことについて、それぞれの言葉の持つ意味だけでなく、その現実的な部分まで考えてゆきたいと思います。


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   ☐☐「遮熱と断熱」☐☐


一般的にはもともと「断熱」という言葉の方がポピュラーで、「遮熱」がよく使われるようになったのは、比較的ここのところのように思われます。


混同されがちな二つの言葉ですが、技術的な分野では、本当は厳密な違いがあります。


ある物の一部分だけを温めると、その熱は徐々にその物の他の部分にも伝わります。


このように物質の中を熱が伝搬する伝わり方を伝導(熱伝導)といいますが、その伝導を抑制する働きを「断熱」と呼びます。


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    ☐☐「遮熱とは」☐☐


空には熱い太陽が輝いていて、地球上にもその熱はさんさんと降り注いでいます。


ところが、太陽と地球の間は真空の宇宙空間で、物質(気体も含めた)あるわけではありません。


何もないところでも熱が伝わっているので、「伝導」とは違う現象であることになります。


これは、赤外線や可視光線といった、当たると熱に変換される性質をもつ「電磁波(光や電波などに類するものの総称)」として伝わることによるもので、このような伝わり方を輻射(放射)と呼びます。


そして、この輻射(放射)を抑制する働きが「遮熱」と呼ばれるものです。


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    ☐☐「同じ色」☐☐


夏の暑さを防ぐために、屋根などの塗料として期待される性質を考えたとき、第一に来るのはやはり「遮熱」でしょう。


遮熱塗料は、同じ色ならば、ふつうの塗料よりも太陽の電磁波(光線)をたくさん反射できるように作られています。


ここで「同じ色」というのは、人からは色が同じに見えるということで、可視光の範囲での反射率などの特徴は、同じ色どうしではほぼ同一です。


ですから、遮熱塗料は人には見えない部分の電磁波の反射率を高めている塗料ということになります。


その見えない部分の電磁波が、おもに赤外線と呼ばれるものです。


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   ☐☐「濃い色と薄い色」☐☐


人から見える範囲の反射率は、見た目の色の濃さによって決定づけられます。


なので、見た目に明るいと感じる薄い色(白に近い色)の方が、濃い色よりも反射率は高くなります。


遮熱塗料にできるだけの効果を期待したいときは、赤外線の反射率が高く、見た目の色はできるだけ白に近いものを選ぶことがお勧めとなります。


赤外線の反射率が高くて見た目の色が濃い(黒に近い)色は、赤外線の反射率があまり高くなくても薄い(白に近い)色に比べ、トータル的な反射率が低いという場合はよくあります。


つまり、濃い色の遮熱塗料が、薄い色の普通塗料に、トータル的な反射率で負けることは十分考えられるということです。


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   ☐☐「裏側が重要」☐☐


屋根において、太陽電磁波をカットし、かつその熱を建材や室内に伝えないために必要な要素は、反射率だけでしょうか?


遮熱塗料のカタログなどで、表面温度が何度下がったといった写真や記述をよく目にします。


温度を低く保ちたい対象は、実際には塗膜の表面温度ではなく、本当は塗膜よりも下にある建物の建材部分や室内です。


塗装されたものが例えば鋼製折板ならば、折板表面の温度より、裏面の温度の方が重要になるはずです。


反射率の高さばかりによるのではなく、より重要と考えられる裏面の温度の上昇を防ぐ役割から遮熱による要素を引いたものを、私どもは断熱(塗料における断熱)と呼んでいます。


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   ☐☐「塗料でいう断熱」☐☐


したがって、塗料でいう断熱は、一般的にいう「断熱」とは少し違ったものではないかと考えています。


キルコートの場合、温度の低減効果を示す資料は数多くありますが、その多くが屋根板の裏面や天井裏空間、天井ボード下面などで計測したものです。


そして実際にこういった部分における高い効果が観測されています。


反射率の高いだけの塗料(普通の遮熱塗料)と、キルコート(遮熱断熱塗料)を、室内実験で比較すると、結果はどうでしょうか。


同じ厚さの鉄板にそれぞれを塗装し、表面から電球の光を同様に照射し、裏面の温度を計測します。


温度の上昇が止まったところでは、その差は7~15℃程度(比べる塗料によって多少の差があります)となり、キルコート塗装の方が低くなります。


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   ☐☐「遮熱JISの不備」☐☐


主として反射率による基準から、遮熱塗料のJISができましたが、太陽光から温度上昇を防ぐ基準としては、どうしても不十分な要素があることは否めません。


私たちは、より正しい評価対象は、例えば、塗膜の裏側の温度を下げる効果についての基準であるべきだと考えます。


やがて近い将来には、こういった考え方からのJIS化が進められていくものと考えています。


このあたりの要素からも、キルコートは将来を先取りした先駆的な機能性塗料であるという側面がうかがえると思います。


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   ☐☐「放熱と熱交換」☐☐


今回は、遮熱と断熱という言葉を中心に展開しました。


「放熱」「熱交換」という言葉もあります。


比較的聞き慣れた遮熱と断熱に対し、「放熱」や「熱交換」はあまり聞き慣れません。


次回はこのあたりについて、考えたいと思います。


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以上、第26回目をお伝えいたしました。いかがでしたでしょうか?

また次回の話題をどうぞご期待ください。

よろしくお願いいたします。


【キルコートニュース編集委員会】

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